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武勇伝を語る奴全員アホ


From:ナカムラショウ

福岡、自宅の書斎より……

・・・

ほんの数年前の話です。

かつて、若かりし頃に思い描いていた理想の人生的なものを手に入れたのは。

生きたい「自分の」人生を生きられるようになったのは。

6〜7年くらい前の話でしょうか。

6〜7年は、人が変わるには十分な歳月ですが、僕にとってはあっという間でした。

経済的に成功したのはそれよりももっと前になりますが、年収がサラリーマン時代の10倍になっても、その頃はまだ胸を張って「理想の人生だ」なんて言える状態ではなかったと思います。

未熟だったんでしょうね。

何にせよ僕は、前のめりで人生を変えてきました。

 

【TIA】本能的魅力レポート

 

自分の運命に抗うようにして……

強引に人生を変えてきたんです。

・・・

今でこそ、こんな活動をして強いメッセージを発していますが、僕は元々、世の中で成功する側に立つような人間ではありませんでした。

中流よりも少し貧乏な家庭で生まれ育ち、贅沢をした記憶はありませんが、特に不自由な思いをした記憶もありません。

勉強と運動嫌いな点、そして、吃音症という言語の病を持っている事を除いては、普通の子供だったと思います。

中学校に入学して程なくして勉強について行くことができなくなり、通知表は、、、全部1なら振り切っていて格好のつけようもあったかもしれないけれど、体育と美術が3で、それ以外は1と2が占めているという、普通の阿呆の通知表でした。

高校は、私立の工業高校に進学しましたが、僕が入った最下層の工業科は、悪の巣窟のような場所でした。

弱そうだといじめのターゲットにされると思ったので、虚勢を張りつつそこだけは死守していましたが、振り切ってヤンキーになる勇気もなく、中途半端なポジションを守ることに必死な高校生時代でした。

恋に恋したり、彼女を作ってデートしたり、クラスメイトと文化祭で思い出を作ったり……そんなものは非現実的すぎてもはや都市伝説だとすら思っていました。

「昔は悪くて人に散々迷惑かけたけど、大人になって才能を発揮して成功者になった」

みたいな話をよく耳にすると思いますが、僕はそういうエピソードにはまったく共感できません。「これといった武勇伝が無い」事がコンプレックでした。

武勇伝を語る奴なんて全員アホ

だと思うことで自分を慰めていました。

さっきサラッと触れましたが、僕は「吃音者」です。

軽く説明しておくと、まず「きつおん」と読みます。一般的に知られる「どもり」と同義です。

特定の言葉(「ありがとう」や「おはよう」といった挨拶や自分の名前など)を発声しようと思った瞬間、喉に鍵がかかったようになり、発声不能の状態に陥ってしまう、と言う、人口あたり100人に1人が発症する奇病です。

詳しくはGoogleとかで調べてみてくれたらいいんですが、一握りの人間しか克服できないという性質から、不治の病などとも言われています。

死ぬような病気ではありませんが、これが原因で自殺する吃音者が毎年後を絶たない。それくらいツラく、孤独な病気です。

心の中はいつも、将来への不安と、キラキラしている奴らへの嫉妬、そして自己嫌悪に塗れていました。

コンプレックスに塗れた青春時代でした。

 

僕の足を引っ張っていた最大の欠点は……


何でも後先を考え過ぎてしまうこと

この性格が僕の足を引っ張っていたことは確実で、最大の欠点でした。

それは、幼少期からの吃音症が大きく影響していることが考えられますが、とにかく勉強もスポーツも恋愛も、何事も積極的に取り組むことが出来きなかったし、「努力」をした経験もありませんでした。

学校の授業が将来の何に役に立つのかを考えるとやる気なんて出ないし、スポーツにしても頑張ったところで社会に出て何の役にも立たないことは明白だし、誰かを好きになったとしても下手に愛の告白とかしてフラれでもしたら立ち直れる気がしないし、感情任せに喧嘩とかして後から復讐されたり恨みを買ったりしても面倒だから勘弁してほしい。

……こんな調子で、何をやるにも後先を考えてしまい、おおよそすべての行動にブレーキをかけていました。

人気漫画「HUNTER×HUNTER」のキルアというキャラクターが、「自分より強い相手だと早々に見切りをつけ、逃げる事を前提に戦う」というダークサイドに苦められていたエピソードがありました。

個人的には凄く印象的でかなり共感できるのですが、カッコつけて言えば、これと似たようなところがありました。

良くいえば慎重過ぎる性格。悪く言えばただのヘタレです。

高校入学した直後にタバコが見つかり停学処分を食らったとき、クラスメイトの一人から言われた「これでハクがついたな」の一言で、内心喜んでしまっていたヘタレです。

女の子に対しては媚びるような優しさで接するしか方法が思いつかず、結果「いい人だね」と言われ、「いい人(=どうでもいい人)」が男にとって不名誉な評価だと知る由もなくただただ喜んでしまっていたヘタレです。

二十歳の時、知人のつてで就職した会社が今で言うブラック企業だと知った時は絶望しかなく、今後はろくでもない人生を送るんだという覚悟を決めてしまったヘタレです。

・・・

人並みに何かを考える脳みそはかろうじて持っていました。体格や腕力も人並み以上のものを持っていました。

あとなぜだろう、「成功したい」という謎の野心も、常に心のどこかで燻っていました。

一歩踏み出せば、その先には成功体験や成長があったはずなのに、いつも一歩手前の大事な場面で、早過ぎるブレーキをかけてしまっていたんです。

負ける事を恐れていたんだと思います。

「負け犬になるよりは、最初から何も無かった事にしておいた方が苦しまずに済む。」

こんなどうしようもなくダサい思考パターンで生きていたことは、悔しいですが否定できません。

今の僕しか知らない人が聞くと「嘘」だと思われてしまって困るんですが、いや別に困りはしないけど、事実を語っているまでです。

でも、

 

それもこれも全て遠い過去の話です

もちろん“今”は違います。
違いすぎるのかもしれません。

最初に言いましたが、ある時期から積極的に、半ば強引に、自分自身を、人生を、運命を、変えました。

一体どうやったのか?

それは、

『知識』

です。

僕は、知識で人生を変えました。
狂ったように、知識に投資しました。

二十代前半の頃は安月給でしたが、

給料の2割〜3割を毎月知識に投資

しました。

そうして、たくさんの知識を入れ(インプット)し、それらを元に経験を積んだ(アウトプット)んです。

そんな中、

吃音を克服

できたことは、人生が変わったベスト3に入るほどのインパクトでした。

「ほんのひと握りの人間しか克服できないほぼ不治の病」と言われている吃音を克服したんです。

それどころか、自身の吃音克服の経験を教材化して世に出し、吃音者のサポートを行うことにもなりました。

やがて、

経済的自由

を手に入れました。

二十代半ばを過ぎた頃には、知識への投資を独立企業を意識し始め、その2年後には会社に辞意を告げました。

不安はありましたが、知識への投資は怠ることなく続け、むしろ拍車をかけて行き、業績もどんどん伸ばして行きました。

収入はサラリーマン時代の10倍

ほどあります。

贅沢という贅沢は、もっと若い頃に自分なりにはし尽くしたので今はだいぶシンプルな生活に収まっていますが、欲しい物は値段を見ずに買えるくらいの余裕はあります。

収入の半分を税金で納めているので、普通の人よりは社会貢献していると思っています。

目立つほど女性にモテる

ようにもなりました。

口説けない女はいない……は流石に言い過ぎだけどね。

などと謙虚な僕は思うわけですが、それでも本気にさえなれば、時間をかけさえすれば、本当に口説けない女はいないんじゃないかって謙虚の壁を破ってくるほど、自分自身に無双感を覚えています。

カフェ店員やキャバ嬢、スポーツジムのアイドル、モデル等々、比較的難易度が高いと思われがちなステータスを持つ数々の女性を口説き落としてきた経験が、「謙虚」というある種の嘘を許してくれません。

ろくに経験も積んでいない、ちょいモテ程度でドヤり発信している、机上論先行型の口だけ小僧になどに負ける要素は一つもありません。

大切な人を守れる力

を手に入れました。

例えば、トラブルに巻き込まれてガチの喧嘩になったとしても、クソガキやチンピラ程度になら負けません。
(体はそこそこ鍛えているし、護身術の心得も少しはあります。)

揺るぎない”自信”という財産

を手に入れました。

紆余曲折ありましたが、

『小さな成功』

を手に入れる事ができたと思っています。

別に億万長者というわけではないですが、僕の中での成功は、生きたい「自分の」人生を生き続けることであり、僕が目指す理想は、生涯現役です。

平日の午前中は、スタバか自宅マンションのラウンジで仕事。

午後からは、基本自由時間で、愛犬と出かけたり、ふらっと温泉に行ったりしますし、休日は子供と果てるまで遊びます。

だからといって、平和ボケしているわけではありません。

刺激的な仲間と刺激的な時間を過ごす事も多く、月に最低2度は出張で県外に飛びます。

日本大好き人間ですが、たまには海外にも羽を伸ばします。

・・・

こんな話に付き合わせて申し訳ないと思うわけですが、なぜ僕がこんな話をしているのか。

それは、これからあなたに話す

 

メンター

の重要性を知ってほしかったからです。

「メンター」とは、簡単に言うと、

“人生の師”

です。

凡人以下だったヘタレの僕が、こうして大変身・大逆転・大躍進する事ができたのは、何を隠そうメンターのおかげです。

あなたには今、尊敬する人はいますか?
心の底から尊敬できる人はいるでしょうか?

「あの人のようになりたい…」
「あの人のような人生を送りたい…」

そんな憧れの人はいますか?

僕は、それがメンターでした。

  • 当時三十代にして億万長者
  • 強くて男らしい
  • 妖艶な魅力も持ち合わせている
  • どこに行っても女性にモテる
  • 男にも怪しくない意味でモテる
  • 物事の本質を追及している
  • 本物にしか興味がない
  • 知的で博学
  • 誰よりも勉強熱心
  • 自信に満ち溢れている
  • 素直さと謙虚さが人一倍ある
  • スピーチが上手い
  • 教えるのがうまい
  • 尊敬の心を持っている
  • 友情の心をもっている
  • 生き方がカッコ良くシビれる

……ざっと書き並べましたが、控えめに言ってこんな人です。

何度も言いますが、僕は凡人以下のヘタレでした。

通知表に「1」をつけない主義の教師から、うっかり1を貰ってしまうような馬鹿です。

自信がなかったし、何より無力でした。

でも、はじめて「メンター」と呼べる人に出会い、そして、こんな僕に彼が可能性を見せてくれたことで、一気に人生が変わりました。

「ああ、なんて小さな世界で生きてたんだろう」

そう強く思いました。

そこから奇跡が起き始めました。
そして、今の現実を生きています。

・・・

月に20万円稼いでいる人には、その人の現実があります。
月に100万円稼いでいる人には、その人の現実があります。
月に1,000万円稼いでいる人には、その人の現実があります。

心から憧れ尊敬できる人に出逢うと、その瞬間から現実が変わりはじめます。

あなたのこれまでの人生の転機には、必ず「誰か」が存在していたはずです。

何か強烈なパワーを持った人物に触れた瞬間、止まっていた時が動き出します。

もし、今あなたに尊敬できる人がいないならまずそんな人を探すのが一番の近道かもしれません。

難しく考える必要はありません。

“とりあえず”で、いいと思います。

最初は、「メンター」とか「師匠」とか、そんな風な言葉に捉われず、「あの人のようになりたいなぁ」と思える人を見つけたらいいと思います。

そして、その人をモデリングしてみてください。

同じ言葉、仕草、喋り方、文章、ファッション、価値観……

とにかく“真似”から入ります。

そして、出来ればその人に実際に会えるまで努力するんです。

「尊敬する人に会いたい!」という気持ちは、「借金を返したい!」という気持ちと同じ程に、強烈なエネルギーを生み出してくれます。

先ずは、その人の本や教材を片っ端から読み、セミナーや勉強会等、直接会える場所には積極的に足を運んでみましょう。

遠慮などせず、最前列に座って堂々と質問してください。

質問に答えてもらったら早速実践してください。

そして、その結果を報告するんです。

自分が教えた事を実践してくれた、その結果を報告してもらうのはとても嬉しい事です。

返事なんかを期待してはダメです。

相手は忙しい人だし、自分とはステージが違うんです。

でも、実践状況や結果を報告していれば、目には見えないけれど、その人との距離は着実に埋まっていきます。

そうやって、段々と近くに歩み寄ってください。

その人に認めてもらうために、さらに努力しましょう。

そうして、「メンター」と呼べる人だと判断したら、もっともっと近くに寄って、さらに深いレベルで真似をしていきます。

モデリングとはただの猿真似ではなく、その人の目には見えない思考までをも感じ取ることができる

これがモデリングの真骨頂です。

自分自身の経験、そして色んな人を見ていて思っていることですが、現状に満足していない人は、そんなふうにして人生を変えていくのが一番早いはずです。

メンターを見つけると、

10年かかって達成できるレベル事が、1年もしないうちに達成

できてしまったりします。

そういうものです。

ただし、中途半端に学んでも仕方ありません。

その人が「これを学べ」と言ったら、つべこべ言わず学ぶべきです。

学ぶべきかどうか、を自分で判断している時間がそもそも勿体無いし、未熟な思考で判断しても微妙な結果しか待っていません。

僕は、二十代のうちにおそらく1000万円は自己投資しています。

給料の2割〜3割を毎月し続け、当時メンターが主催していた私塾(主に経営者が参加する招待制のプライベートサロン)にも無理言って2年くらい参加させてもらっていたので、数字を盛ったりはしていません。

どこまでを自己投資というのか線引きは難しいですが、これまでのトータルで言うと、、、やめておきましょう。実は怖くてちゃんと算出したことがありません。

とにかく、冴えない凡人だった僕が、今では(小さいですが)曲がりなりにも成功者と呼ばれているんです。

「ナカムラショウさんがメンターです」

こう言ってくださる人がたまにいます。

それはそれで嬉しいのですが、僕なんかよりもメンターに相応しい人は世の中に沢山います。

意識して探していればそのうち見つかるはずですよ。

是非探してみてください。

では、今日の話は以上です。
ありがとうございました。

 

PS.

僕は「ヘタレ」に対して当たりが強いですが、それは、自分自身がヘタレだったからに他なりません。

共感できるからこそ、未だヘタレに甘んじている男を見るとイライラするんだと思います。

本心では強く応援していて、変わってほしいと思っていて、でも気付けない奴が多いことへの苛立ちも同時にあって、それがああいう乱暴な言い方になってしまっているんだと思います。

クソは大嫌いですが、ヘタレはまだまだこれからだと思っています。

あなたはヘタレではないかもしれませんが、自覚がある現状ヘタレさん、基本的には応援していますよ。

 

武勇伝を語る奴全員アホ