不都合な真実

 


From:ナカムラショウ
福岡、自宅の書斎より……

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川田と岩井。

条件にほとんど差がない非モテの二人のあまりにも違い過ぎる末路。

何人かの女性との交際経験を経て、今では愛する奥さんと3人の子宝に恵まれ幸せな生活を送っているのが川田(右)で、

女を欲し続けているにも関わらず10年以上彼女の一人も出来ず、40を過ぎた現在も「右手が恋人」生活を送っているのが岩井(左)。

どちらも、この僕のアドバイスを平等に受けたにも関わらず、なぜこんなにも差がついてしまったのか。

それを明かしていきます。

長くなると思いますが、同時に「真実」を語ることにもなるので、注意深く、最後まで熟読してください。

多くの男に悲劇をもたらしている重大な「勘違い」を知る必要は、これを読んでいるあなたにもあります。

 

みんな大好きテクニック

「どうやったら俺はモテるようになるんだろう?」

この問題意識が芽生えた時、多くの男は真っ先に「モテるためのテクニック」のようなものに目を向けます。

基本的に皆、この「テクニック」が大好きです。

「モテる会話テンプレートがあるんだけど教えようか?」

と言われたらどうでしょう?

「聞きたい」と思う人は多いでしょう。落としたい女がいるなら。

じゃあこれは?

「初デートで最高評価を得たいなら、とりあえずこの3つの会話テクニックを押さえておけば大丈夫だよ」

明日にでもデートを控えている人からすれば、喉から手が出るほど欲しいでしょうね。

これならどうでしょう?

「結婚相談所でマッチングした女性との初デートで失敗せずに、2度目のデートに確実に繋げる会話テンプレート教えようか?」

結婚に興味がない人にはイマイチ響かないメッセージでしょうが、ドンピシャの人にとっては大金叩いてでも欲しい情報です。

結婚相談所の登録者のほとんどは、「何十万円も払い続けるなんて馬鹿らしい。でも手立てがないから仕方なく払い続けてるけどね」みたいなメンタリティらしいですから。

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人は、「テクニック」的な匂いがするだけで、「欲しい」気持ちを刺激されます。

また、内容が具体的になればなるほど、自分がドンピシャで必要とするものならば、「欲しい」に拍車がかかります。

さて。

なぜ人々は、テクニック的な匂いに引き寄せられ、強く惹かれてしまうのか? なぜ「テクニック」に対して大きな価値を感じるのか?

まずは、これを理解することが大事です。

段々と話がつながってきますので、このまま読み進めてください。

 

「テクニック的」なものに
価値を感じる理由

「テクニック」という言葉のニュアンスには、

  • 再現性
  • 実用性
  • 即効性
  • 簡易性

こういうイメージが宿っています。

「テンプレート」とか
「メソッド」とか
「カンペ」とか
「裏技」とか

こんな風にも表現されると心をくすぐられます。

モテる男の会話テクニック集!
デート前の5分のカンペで失敗しない会話を保証!

と言われた瞬間、その会話を簡単に、今すぐに、現場で再現できている自分の姿が思い浮かぶんです。

ドラクエとかFFとかイメージしてもらえればわかりやすいんですが、まるで、装備したと同時に攻撃力が跳ね上がり、振りかざすだけで敵にダメージを与える魔法がほとばしる、そんな強力な武器が手に入るかのような気持ちになるんです。

テクニック=インスタント

こういうイメージなんですよね。

そうして多くの人は、テクニックに価値を感じ、テクニックを求めます。

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「口下手でも極度のあがり症でも絶対に恥のかきようがない恋愛会話のテンプレート」

ほら。

「ほぼ全ての女性ショップ店員が快くオーケーしてくれる連絡先交換の裏技」

ほらほら。

「飲み屋の女性を1度の入店と1度の店外デートで落とすための全ての流れと会話事例テンプレート」

ほらほらほら。

欲しくなりましたか?笑

恋愛に限らず、どんな分野でも同じです。

「面接でほぼ確実に受かるテクニック教えようか?」

就活生ならヨダレが出て来る話でしょう。

「トップ営業マンが現役時代、誰にも教えず密かに使っていた、訪問も売り込みもせずにストレスゼロでバンバン受注が舞い込んでくる全ての手順が綿密に書かれたノートがあるんですが、欲しくないですか?」

歩合の営業マンなら、10万円くらいまでは即決で出すでしょう。

・・・

ここまでいいですか?

では続きを読み進めてください。

 

そのテクニックはどこで知ったか

あなたは一体どこで、そのテクニックを知りましたか?

……こう訊かれたら多くの人は、

「本や教材、セミナー、ネット(YouTubeやブログ)で勉強して、あるいは誰かに直接教えてもらって、あるいは誰かの真似をして知ったものだよ」

こう答えると思いますが、もうこの時点で危険信号が出ていることを知った方がいいです。この時点で道を間違っている可能性が高い。

・・・

ここで一つ答えを言います。

テクニックは他所から仕入れるものではなく、テクニックというものは本来「自分の中から」生み出すもの

これが答えであり、【真実】の片鱗です。

もっと言うと、

自分の中から生み出してこそ真価を発揮するのが、テクニックの本来の価値

であり、さらに付け加えると、

本質的なマインドセットから「結果として」生まれたものがテクニック

ということなんです。

・・・

「マインドセット」という言葉が出てきました。

念の為、この言葉についてざっくり説明しておきましょう。

これまで生きてきた中での経験や、受けてきた教育、環境や先入観から作られる思考パターン、心構え、物の見方、価値観、判断基準、信念、思い込みなどの思考様式や心理状態を表した言葉。

これがマインドセットです。

とりあえずこんな理解で十分なので、このまま読み進めてください。

この記事を読んで「人生が変わるキッカケになった」と言った人もいます。

・・・

話を戻します。

良質なマインドセットさえあれば、最低限のテクニックは自分の中から自然と生み出されるんです。沸いてくるんです。閃くんです。逆に、マインドセットがなければ、有効なテクニックなど一つも生まれません。

これを頭に叩き込んでください。

女性というのは、男性と対峙した瞬間、こんなことを考えています。

 

女性
女性

この男は「オスとして」優秀か?

私は、この男の性器を受け入れられるか?この男の子を孕れるか?この男の子を産んで育てられるか?

この男にはそれほどの価値があるだろうか?

 

頭で意識的に考えているわけではありません。

目の前の男の生物的価値を、無意識の領域で、「本能的に」ジャッジしようとしている

んです。

顔や身長など先天的な要素よりも、本能的魅力の有無を重要視

します。

これが女性という生き物です。

このような事実さえ理解していたとしたら、、、

大事なのは、上っ面の言葉やテクニックではなく、「自信のある態度」と「清潔感」であることは当たり前にわかるはずです。

すると、

猫背は、真っ直ぐな姿勢に。
小刻みな挙動は、ゆったりとした動きに。
もさい髪は、短髪の爽やかな髪型に。
ダボついたダサい服装は、サイズ感の決まったオシャレコーデに。

……といった具合に、最低限のテクニックは勝手に生まれてくるわけです。

ただただ「モテたいよ〜誰か僕ちんの相手して〜」とか心で叫んでいるだけでは、何のテクニックも出てきません。

そして、この状態で、

「自信ある態度で女性と対峙しなさい」
「清潔感を上げさない」

とアドバイスされてもいまいちピンと来ず、結果、

「お前可愛いな」(頭ポンポン)

とか的外れな行動を取ってしまい、女性からどん引かれるんです。

女性からすると、自信なさげで清潔感のない男から頭ポンポンとかされた日にゃあもう……。そりゃあ生理も止まるわけです。

ここまでの話で理解してほしいことは、、、

 

学ぶ順番は、何を差し置いても
より本質的なマインドセットが先

これです。

「良質なマインドセットさえあれば、最低限のテクニックは自分の中から自然と沸いてくる」

さっきこう言いました。

「最低限の」の部分に注目してほしいんですが、最初は最低限でいいんです。

初デートで即日ベッドインするとか、キャバ嬢を落とすとか、狙った美女をナンパしてその場で落とすとか、みんなそういうのに憧れるわけですが、これは正直難易度高いです。

このような高難易度を達成するためのテクニックというのは、いわば上級者のみが扱える武器であり、それ相応のマインドセットがなければ使いこなすのは不可能。

最初からそんな高望みをするのは間違い。

最初は、例えば「初デートでしっかりと好印象を与え、ちゃんと次に繋がる展開でデートを終えられる」みたいなね。

こういう難易度の低いクエストを確実にクリアしていくことが大事だと思いますが、そのためのテクニックを「最低限の」と言っています。

1、まずは良質なマインドセットを基本から身につけていく
2、そして、自分のレベルに相応しいテクニックを無理なく身につけていく
3、小さな成功をクリアしながら、徐々に強力なテクニックを使いこなせるようにレベルアップしていく

このステップを辿るべきです。
というか、このステップ以外は爆死の道です。

 

マインドなきテクニックは犬の糞以下

これはどこかで言いましたが、ゴミみたいなマインドセットのまま、いくら他人のテクニックだけ学んだところで、何の意味もありません。

何の土台(マインドセット)もなく、他人からちょこちょこっと教わった付け焼き刃を現場(デート等)に持ち込んでも、爆死するだけ。

同じセリフを言っても、同じ行動を取っても、やる人間によって女性の反応は180度変わってきます。

ある男がそれを言ったら「カッコいい!」なのに、別のある男が言ったら「キモい……」になってしまうんです。

理由は、

テクニックが自分自身(というマインド)に適合していないから

です。

これが、多くの男の勘違いです。

モテる男のテクニックを真似すれば、自分も同じ結果を享受できると思っているのが、そもそもの悲劇のスタート

になっています。

顔とか収入とか、そんな上っ面の問題じゃない。

テクニックというのは、使う男のマインドセットに相応しい結果しかもたらしません。

最強の武器であっても、ヘタレが使えばキモいと思われるだけだし、クソが使えば悪戯に女性を傷つけるだけ。

「真にモテる洗練された魅力的な大人の男」が使えば、女性はハッピーになれるんです。

 

適合していない骨髄を
自分に移植する

他人のテクニックを真似てそのまま自分で使おうとするのは、適合するかどうかもわからない他人の「骨髄」を自分に移植するようなものです。

骨髄の適合率は、兄弟姉妹で4人に1人(25%)、赤の他人だと数百人から数万人に1人の確率と言われています。

テクニックも同じようなものだと思ってください。

テクニックとは本来、その人しか使いこなせない、その人に最適化された武器

です。

これは当たり前の話でして、だって、その人の本質(的マインドせっと)から生まれてきたものなんだから。

適合しないということは、

 

コントロールできない
(=細かい調整ができない)

ことを意味します。

例えば、多くの男性が問題意識を持つ「会話」。

女性ウケする話題って何?
沈黙にならずに会話を続けたい
会話で差をつけたい

この手の悩みは山ほどあると思います。

そして、それらを解決するためのなんちゃら会話術とか、なんとかテンプレートとか、、世の中にはたくさんのテクニック的なのが存在しています。あちこちで売られています。

多分、馬鹿みたいに売れています。

それだけ悩んでいる人が多いということなんでしょうが。

かくいう僕のMen’s Essentialでも会話系の講座はあります。

さて。

どんな会話術でもいいんですが、そのテクニックの生みの親であれば、当然、難なく現場で使いこなすわけですが、この時、その人の中では様々なスキルが発動し、同時に細かな微調整が行われています。

言葉選び
言い回し
場の雰囲気作り
言葉を発するタイミング
相手に様子に合わせた細かな表情や相槌 etc…

こういうことが極めて自然に行われているわけです。

何度も言いますが、自分の中から「結果として」生み出されたテクニックなので、できて当然なんです。

でも、これが只の見様見真似だとそうはならない。

上っ面だけさらったような猿真似で、目に見えない部分の調整ができるわけがないんですから。

テクニックで爆死する原因はこれ

です。

テクニックというのは、使う者自身のコントロール下にあり、且つ、それをサポートする別のスキルや、細かな微調整が自動化されている(無意識に発動する)からこそ効果的なのであって、それが機能していない上っ面だけのテクニックなど“害悪”でしかないんですよ。

害悪になるくらいなら最初から無い方が何倍もマシって話。

清潔感溢れる見た目
爽やかな笑顔
堂々とした立居振る舞い
相手と周囲を思いやる気持ち

これさえあれば、女性は、あなたと次のデートの約束をしてくれるでしょう。

 

余計なテクニックを
小賢しく使おうとするから
派手に爆死する

んです。

「NLP」みたいなコミュニケーション体系がありますが、ここでよく言われるような「バックトラッキング(おうむ返し)」とか「ミラーリング(仕草真似)」とかって、きちんと使えている人の方が少ないわけです。

みんな、ことごとく爆死してます。

気づいていないのは本人だけ。

爆死していることにすら気づかず、あまつさえしたり顔でドヤっていたりするもんだから、もう目も当てられない。

女性とはどんな性質を持った生き物なのか。何を求めているのか。何を欲しているのか。何に嫌悪するのか。

そういう本質的な知識も現場での経験もろくになく、ただ覚えたテクニックを乱発しているからそんな痛いことになるんですよね。

僕は長年、人間関係やコミュニケーションを大きなテーマの1つとして探究してきたので、よくわかっています。

自分自身もたくさん失敗してきたし、他人の失敗も間近で見てきています。

皆、テクニックさえあれば上手くいくと、モテると思ってる。でもそれはとんでもない勘違い。

逆に、多くの人は、テクニックで爆死してる。これが現実です。

・・・

 

実の息子に薬を盛った話

もう何年も前の話です。

僕には現在12歳になる息子がいますが、その息子が5歳か6歳の時だったでしょうか。

インフルエンザか何かで高熱を出したことがありまして、医者から処方された薬を飲ませたかったのですが、息子は頑なに拒否しました。

「苦いから」という理由ですが、実際は苦くないはずです。子供用なんで。でも、あーだこーだー理由をつけて拒み続けます。母親は困り果てていました。

そこで僕が何をやったのかと言うと、濃い目に作ったカルピスに薬を混ぜて、

「ほら、お前の好きなカルピス。作ってあげたぞ」

などと言って飲ませたんです。

ただそれだけの話です。

愛息子のためなのだから、馬鹿正直に薬だと言って飲ませる必要なんてない、というのが僕の考えです。

嘘も方便。

なんにせよ、これは一つのテクニックです。

このテクニックはどこから生まれたのか?

と聞かれたら、そりゃあ、子供を思う親の本質的な愛情から生まれた、と答えるしかありません。それ以外にないでしょう。

また、まともな親なら、我が子のクセなんてある程度把握しているもの。

薬を勧めて拒否された直後にジュースを差し出せばさすがに怪しむでしょう。

忘れかけた頃、そして比較的オープンマインドのタイミングで自然にジュースを差し出し勢いで飲ませるのがベスト、だということはわかっています。

それ以外にも、怪しまれることのない表情の作り方や話題の振り方等々、細かい調整が要求されます。

これらが当たり前に、自然にできるのは、「愛する息子の病気を早く治してあげたい」という本質的なマインドセットがあるから

でしょう。

こう言う話です。

 

強力なテクニックを
使えるスキルに変えていく方法

このようにして、僕自身、あらゆるコミュニケーションの場面で様々なテクニックを使いこなしています。

これらの半分くらいは自分自身から自然に生まれてきたものですが、もう半分は他人から学んだり盗んだりして得たものです。

自分の感性や感覚ではどう足掻いても出てこない発想というものがあります。

だから僕は、他人のテクニックも大いに参考にするんです。

ただ猿真似をするんではなく、そのテクニックのエッセンス(本質部)を抽出し、自分なりに咀嚼し、応用できる部分だけを採用しています。

より本質的なマインドセット

このベースがあるからこそ、他人から得たテクニックをも自分のもにできるんです。

自分自身から生み出されたテクニックと、他人から得てそれを自分に合わせて改良を加えたテクニック。

これらは相乗効果により、より強大な効果を発揮してくれるようになります。

そうして、

最強クラスのオリジナルテクニック

に昇華していくんです。

だから僕は、マインドセットを何より重要視します。

 

川田と岩井の違い

もうわかったと思います。

川田と岩井。この両者の違いは、マインドセットです。

川田は、僕の根本的な考え方や女性の本質部を中心に耳を傾けていました。

彼は口が達者なわけでも、器用なわけでもないですが、そこそこ女性にモテるようになったし、女性に対しておかしな失敗はしませんでした。

一方の岩井は、考え方や本質部はさらっと聞き流し、僕が実際にやっている言動の上っ面だけを一所懸命真似してトレースしようとしていました。

彼が参考にしていたのは僕だけではなかったと思います。色んなモテていそうな男の上っ面を真似ていたはずです。

その結果、自分の良さを全く発揮できず、いつも爆死していました。

・・・

さて。

すごく長くなってしまいましたが、これから

真にモテる洗練された魅力的な大人の男

を目指していくあなたには、絶対にしておかなければならない話をしたつもりです。

僕は今後、あなたに沢山有益な話をしていきます。

テクニック的なノウハウをシェアすることもあると思います。

ただ、僕が何より大事にしているのはマインドセットです。

ここだけは譲れません。

「そんな精神論はいいから、とっておきの方法論を教えてよ」

こんな風に思った場合は、とっとと去って行ってほしいと思います。お互いに時間の無駄ですから。

「マインドセットなきテクニックは犬の糞以下」

僕の話を聞く以上、これは忘れないでください。

と、いうわけで、、、

次から新しい展開に入っていきます。

新シリーズです。

手始めに、あるウェブレポートをプレゼントします。

 

【The Instinctive Attraction】
~女性の本能が無視できない
“本能的魅力”の秘密~

というタイトルのレポートです。

これが新シリーズの幕開けであり、あなたの「男としての成功」のスタートになることでしょう。

ここまでは序章にすぎません。

明日からが本番です。

ではまた。
ありがとうございました。