俺がキレた本当のワケ


From:ナカムラショウ

福岡、自宅の書斎より……

 

 

どうも、ナカムラショウです。

AMCの再募集終了まで残り2時間を切ったくらいだと思いますが、このシリーズの最後にかなり重要な話をしようと思います。

 

失恋しました&ブチギレました

先日、こんなタイトルのコラムを送りました。

だいぶ荒ぶっていたので、引かせてしまったかもしれないな、なんて思って少し気にしていましたが、思いのほか、

「とても共感しました」
「何だか感動しました」
「AMCに入って数日ですが、もうよかったと思えてきました」

なんて声を頂戴し、逆に恐縮している次第です。

・・・

それで今日もコラムを書いていきたいんですが、タイトルは、

『ナカムラショウがキレた本当のワケ』

でいきたいと思います。

かなり興味深い話をするつもりです。

あなたの今後の人生の「質」にも大きく関わってくる重要な話になると思います。

是非最後まで読んでみてください。

キーワードは

“ダークサイド”

です。

 

ダークサイド

どんな人間にも、心の奥底には闇が存在します。

僕はそれを「ダークサイド」と呼んでいます。

僕をキレさせた読者さんは、幸か不幸か、僕のダークサイドに直接触れてしまいました。

 

「苦しくて苦しくて仕事も手に付かないくらいの傷心者でして、なんとか彼女に考え直してもらえないかなと毎日LINEでやり直さないかという趣旨のアプローチをかけていますが最近は避けられ始めている傾向が見えてきました。

しかし俺は彼女を幸せにするための努力できますし、彼女のことを一番理解してあげられるのは自分だと思うし、それは彼女も理解してくれるものだと俺はそう信じたいです。と言うか信じます!」

 

このメッセージを読んだ時、僕の中のダークサイドが表に出てきたんです。

「キレた」と言いましたが、これは別にエンタメで言ったわけではありません。

より「素」に近い、感情そのままの言葉をチョイスしたつもりです。

・・・

「いい人」それ以上でも以下でもない、ステータスも、セルフイメージも、精神年齢も低く、男としての器も狭く、実力も無く、努力もせず、非常に狭い世界で生きているヘタレが、超まぐれでイイ女(厳密に言うとダイヤの原石のような女性)を彼女にし、それを自分の実力だと勘違いしてしまい物凄く調子に乗っている様。

……あるいは、

自分をヘタレだと自覚しているが故に、もう二度と訪れないであろうチャンスを、奇跡的に手に入れた天からのギフトを、絶対に手放すまいと、己を磨く努力そっちのけで、ただただ女を死守しようとしている様。

要するに、

テメーはろくな努力をしてないくせに、女への執着だけは人一倍で、一丁前に色気のあるリア充を求めてる奴。

テメーは努力を怠りながら、努力して綺麗になっていく女を引き留めるための努力だけは全力を尽くす奴。

……こういう男を目撃すると、僕の中のダークサイドが発動し、

 

暗黒妄想モード

に入ります。

こうなるともう手に負えません。

様々な妄想(イメージ)が脳内を駆け巡ります。

どうせこの男は、偶然手に入れたダイヤを、「俺の」美しい彼女を、これみよがしに、知人友人見境なく見せびらかしているんだろうな……

こいつの頭の中はきっと、「遂に俺の時代が来た、時は満ちた!」なんて大層KYなお花畑マインドで埋め尽くされているんだろうな……

彼女の浮気が常に不安で、彼女が何処へ行くにも、状況確認の連絡は欠かさないんだろうな、24時間戦っているんだろうな……

彼女が浮気したり別れを切り出そうもんなら、一瞬でパニック状態に陥るんだろう。やだやだー!なんでなんでー!……つって

原石からダイヤに変貌を遂げ、満を持してヘタレのもとから去っていこうとする女に対してこいつは、「君に捨てられたら僕はどうなるの?」とか身の程をわきまえないクソみたいな発言を、恥も外聞もなく言ってしまうんだろうな……

・・・

言いだすとキリがないんですが、こんな風な妄想が脳内で繰り広げられてしまいます。

そして、そいつに「身の程」を思い知らせてやりたくなるんです。出来れば自らの手で。

具体的な「思い知らせる方法」に関しては、ちょっと過激すぎるのでここでは言いません。ご想像にお任せします。

ただ、それはもう、

地獄の底に突き落とす勢い

なわけです。

そして、そこにほんの少しの

「悦」を覚えてしまう

ことは否定できません。

・・・

これが僕のダークサイドです。

僕のことを嫌いになりましたか?

幻滅しますか?

でも、事実だから仕方ありません。あえて事実を曝け出しています。

自分でもたまに恐ろしくなってしまうんです。

・・・

と言うのは、十年以上前の僕の話です。

今では僕もいい歳したおじさんです。だいぶ丸くなりました。

ダークサイドが発動しても、そこまで酷い感情にはならないし、ある程度はコントロールできるようにはなっています。

実際には何かするということは、自分の大切な人が傷つけられない限り、ありません。

目の前にそういう人間が居たとしても、よほどでなければ、何事もなかったようにその場をやり過ごすことができます。

が、それは今の僕の話であって、若かった頃は違いました。

この感情が沸いてくると、同時に衝動に変わります。

恨まれるのはもちろん、後ろから刺されてもおかしくないような天誅行為を働いたのは、一度や二度ではありません(直接的な暴力行為等、警察のお世話になるような行為ではありません)。

あくまで「あの頃」の話ですが、この感情が無くなったわけではありません。

コントロールが上手になったというだけで、今でも僕の中には存在します。

 

ダークサイドの元凶

そもそもなぜ僕はこんなダークサイドを持っているのか、持つに至ったのか、自分なりに分析した結果、キッカケとなるが3つ見つかりました。

一つ目は、自負です。

「俺はかつて、自分の、男としての身の丈の程を、素直さと謙虚さをもって認め、それを少しずつ超え続ける努力を絶えずしてきた」

という自負。

これがあるため、ヘタレのまま色気と下心だけ一丁前に欲しいものを手に入れようとする男を見ると我慢ならない。

・・・

二つ目は、

「しかし、もし道を間違えていたら、未だにヘタレで、ろくな人生を送っていないんではないか」

という推論です。

以前話したように、僕自身昔はヘタレでしたから、現役のヘタレを見るとどうしても他人事とは思えません。

・・・

三つ目ですが、過去のトラウマです。

と言うのも、、、

僕には過去、密かに想いを寄せ合っていた美しい女性がいました。

将来まで考えるほどでしたが、色々な障害があり、結局一緒になることは叶いませんでした。

そこまではいいんですが、その女性が最終的に選んで一緒になった男が、見た目も中身も笑えるくらいのヘタレだった事は、ちょっと許せませんでした。

軽くショックを受けました。

その女性とは実は今でも、旧友同士の集まりでたまに顔を合わせることがありますが、正直、若い頃の美しくて自身に満ち溢れていた面影はほとんどありません。苦労してるんだろうな、と思ってしまいます。

女としての美しさや自信は、年齢ではなく、一緒になる男で決まります。

本物のヘタレと一緒になった女性は不幸です。

それがかつて想いを寄せ合っていた女性、というだけで軽いトラウマです。

 

負の鏡

ざっくりと、少し乱暴めにまとめた感じですが、要するに、

僕のダークサイドが発動してしまうようなヘタレたちは、僕自身の「負の鏡」である

ということが言えると思います。

「負」なんです。

自分自身のリアルな「負」の側面をモロに目撃してしまうことが、ダークサイドのトリガーになっているんです。

しかし、“鏡”でもあるわけなので、

「こいつめ、地獄の底にでも落としたろかい」

という気持ちと同時に、

「……でもなんとかしてあげたい」
「もし力になれるなら……」

こんな気持ちも在るんです。確かに。

たとえば、どっかのヘタレが僕自身の手によって地獄に突き落とされたとします。例えば女を寝取るとかして。

しかしその後、僕のもとに訪れた彼が

「俺を強くしてくれ!」などと、真っ直ぐな目で力強くそう言ったならば、僕は彼を全力のハグで迎えることができます。

……と言ってもこんな状況はありえないと思いますし、言ってて馬鹿らしくもなってきますが、でもこういう気持ちがあることは確かなんです。

「地獄に突き落としてやりたい」

と思う一方で、

「全力で応援したい、精一杯力になりたい、救いたい」

とも思っているんです。

この感情表現が、あの「キレた」内容だったんです。

 

光と闇は表裏一体

今回のキーワードは、冒頭で言った通り「ダークサイド(=心の闇)」ですが、

あなたに伝えたいのは

闇は常に、光と共にある

ということです。

「ダークサイド」については、あなたのこれからの人生の一つの大きなテーマ(課題)として立ち塞がるものですから、これについては、また折を見て詳しく話すつもりです。

が、今回の話を踏まえて、ちょっと自分と向き合ってみてください。

自分のダークサイドはどこにあるのか?

僕はこれまで、色んな人の色んなダークサイドを垣間見てきました。

虚言癖
裏切り癖
盗み癖
強すぎる虚栄心
底知れぬ嫉妬心
人間不信
自殺願望
殺人願望 etc…

ダークサイドは寝が深い感情です。

自分で存在は気づいていても、それをダークサイドだとは認識できていない場合が多いです。

しかし、絶対に自分以外の他人に見せてはならないもの、少し触れられるだけで逆上し感情をコントロールできなくなってしまうほどに闇が深いもの、墓場まで持っていくべき負の産物、ということはそれぞれにわかっています。

一番恐ろしいのは、周囲の人間達は意外と気づいている

ということ。

気づいてはいるが、負が強すぎて触れられない、というだけです。

このようなダークサイドの存在をはっきりと認識し、向き合うだけでも、人生にとって大きな前進だと僕は考えます。

なぜなら、

心の闇というのは、キッカケ次第で光に変わり、プラスの影響を世の中に与えることができるようになる

からです。

これ以上は長くなってしまうので、詳しくお伝えする機会はまた別に作りますので、楽しみにしていてください。

・・・

さて。

あなたが僕のメッセージを受け取り始めて、1ヶ月が経過しようとしています。

これまでほぼ毎日メッセージをお届けしてきましたが、ここからは、週に数回くらいの
ペースでメッセージを送らせていただきます。

もちろん、他では聞けないようなお役に立てる話をしていくつもりです。

また新しい企画やシリーズが始まった際には、頻度は増えると思いますが、それまでは緩くお付き合いいただければと思います。

ということで、今回は以上。
ありがとうございました!

PS.そうそう

AMCの最終案内、もうすぐ終わりますよ。ラストチャンスです。