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『コミュニケーション上手はプロレス上手』

どうも、ナカムラショウです。

今回はコミュニケーションについてお話をしたいなと思っています。

このテーマって僕の活動のメインテーマの一つなんですよ。

最近はあんまりこれについて語ることって少なくなってますけど、元々は僕の専門分野というか得意分野はコミュニケーションだったので、コミュニケーションの情報発信から始めた人なので、僕はね。

かなりこれについては、たくさん語ってきました。

色んな角度から色んな話をしてきたと思ってるんですけど、最近でこそ減りはしましたけど、話せることはたくさんあるわけです。

今日はその中の1つをサクッとお話ししたいなという風に思います。

コミュニケーションを人生のテーマにしてる人って多いと思うんですよ。

人生って人間関係ですからね。つまり、コミュニケーションなわけですね。

その中でコミュニケーションが上手な人、コミュニケーションが下手くそな人っているわけです。

コミュニケーションが上手な人は人から好かれる人。

コミュニケーションが下手くそな人は、人からちょっと嫌われる人。

そうなってくるわけですよね。

どんな人がコミュニケーション上手なのか。どんな人がコミュニケーション下手なのかっていうことを今日はちょっと感覚的に話していこうかなと思うので、あくまで感覚なので、想像力を張り巡らせて聞いてほしいんですけど、ちょっと例え話をいくつかしますね。

手品ってあるじゃないですか。

今はマジックバーみたいなところが結構多くて、バーテンさんが目の前でマジックをしてくれるわけですね。

友達とか恋人とか、あるいは恋人でも何でもない女の子をデートに誘って、マジックバーに行ったりとか、色んなシチュエーションがあると思うんですけど、目の前でマジック披露されましたと。

その時のリアクションって、主に二つに分かれるんですよ。

このリアクションがどっちなのかによって、その人が普段コミュニケーション上手なのか、あるいはコミュニケーション下手なのか、人に嫌われやすいコミュニケーションを取っているのかっていうのが、けっこう分かるっていうのがあるんですよね。

何かというと、二つのリアクション。

一つは手品を見て、純粋に楽しみながら手品を見ようとする人です。

実際に目の前で繰り広げられる不思議な体験を、心から楽しみながら驚き、あるいは相手を褒め称え、「すごいですね」とか「何でそうなんの?」って感じで、無邪気に楽しめる人っていうのが、まず一つ目のリアクション。

もう一方なんですけど、これが嫌われるコミュニケーションをするタイプの人のリアクションで、何かというと、なんとかタネを見破ってやろうっていう目で見てるってことです。

いますよね。そういう人。

目の前の手品やマジックショーを楽しむわけでもなく、空気を読まず「なんとか俺がこの目で見破ってやろう」と思って、そんな態度で手品を見るという人。

「やめとけ」と思うんすよ。それ見てね。

純粋に楽しめばいいじゃんって思うんですよ。

どこでマウント取ろうとしてるんだと。

どんな承認欲求を満たそうとしてるんだって僕は思うんですけど、実際にいるわけですよ、そういう人って。

なんかすごくそれまでは優しかったんだけど、マジックバーに行った途端目の前のマジックをしてくれてるバーテンさんに対して、なんとか見破って色々暴いてやろうみたいな態度が見えてきて、すごい嫌だったみたいな女の子の声も聞いたことがあるんですけど、そこで本性って出るんですよね。

ハンドル逃げると人格が変わるじゃないけど、なんとか見破ってやろう。俺の目は騙されないぞ、、、みたいなね。

「純粋に楽しもうよ」って隣で女の子が制しても、「いやいや、俺の目は絶対ごまかせないから。絶対見破ってやるから」みたいな感じ。

その空間の誰も幸せになれないような空気を作り出す、という特徴がそういう人にはあります。

そういう人に限って、ほぼ確実に僕はもう確信を持っているんですけど、コミュニケーションベタです。

普段からあらゆる場面で、寒い空気を作り出しています。

そして、結構人から嫌われる発言とかを、平気でやっちゃったりとかする人です。

自分本位だったり、承認欲求が人よりもちょっと強すぎたりとか、そういう感じの人だったりすると思うんですけど、手品とかマジックショーに限らず、例えばお笑い芸人が目の前でネタを披露していると。

そういう場面で純粋に楽しもうっていう気持ちで、オープンマインドで見るのかどうか。

あるいは、「どんだけ面白いんだよ。俺がジャッジしてやろう」みたいな感じで見るのか。

これ全然違うんですよね。

たとえ目の前の手品のクオリティが多少低くても、目の前の芸人さんのネタが多少滑ってても、多少寒くてもオープンマインドだったら楽しめちゃうんですよ。

「なんかちょっと今微妙じゃなかった?」「でも、なんかすごい楽しいね」って、誰も不幸にならない空間をいついかなる時でも作り出せる。

これがコミュニケーションが上手な人。人から好かれる人の特徴なんですよね。

これって何かって言うと「呼吸」なんですよ。

相手との呼吸。その空間における呼吸。空間にいるそこに関わる人たちとの呼吸。全部呼吸の話なんですよね。

呼吸っていうのがすごく分かりにくいんだけど、これを説明するために、、、プロレスって見ます?

見ない人がほとんどかもしれないので、この例え微妙かなと思いつつも、僕はプロレスが昔から好きだったんで、容赦なくこのたとえ話でいきたいと思うんですけど、プロレスってよく揶揄されるじゃないですか。

どうせプロレスだろうとか、ガチンコじゃないだろうっていうような意味合いでどうせプロレスだろって使われると思うんですよ。

でも、それってプロレスの本来の楽しみ方を、かなり優れたエンタテイメント見方を知らない人たちの言葉なんですね。

プロレスってめちゃくちゃ奥が深いんですよ。

ただのガチンコじゃないショーとか、八百長みたいなに受け取ってる人ってめちゃくちゃ理解が浅くて、もっとプロレスを知った方がいいなと思うんですけど、プロレスってすごく面白くて、何が面白いかっていうと、相手との呼吸の読み合いなんですよ。

対戦相手だけじゃない。

見てくれてるお客達、会場全体を巻き込んでの呼吸の読み合いなんです。

その呼吸の読み合いが最高に上手な人。

もちろん、基本的な肉体の強さとか技のバリエーションとか花があるとか、カリスマ性があるとかそういったことも当然基礎的な能力として大事になってくるんだけど、それプラスα呼吸が読める人がトップレスラーになっていくんですね。

だから、別にガチンコじゃないとか、八百長がどうとか、そういう浅い話じゃなくて、例えば対戦相手の必殺技が何かっていうのは当然分かってるわけですよ。

こういう場面になったら、必ずこの必殺技が飛んでくるってのも分かってるわけですよ。

じゃあ、それをどうするか。

相手が技を出す前に、それを封じ込んで、相手に何もさせずに相手の裏をかいて裏をかいてして、自分ばかり攻撃して、相手の体力を削って3カウント奪って勝ったら、それが正解なのかっていうと、そんなものは誰も見たくないんですよ。

全然面白くないです。

あえて相手の技を受けた上で、あえて体力も削られるけども、それでも耐えてそれぐらい強靭な肉体を日頃から作ってるわけですよ。

苦しいんだけど、それを耐えた上で、それ以上の技を繰り出して、相手と体力の削り合いをしていって、最後3カウント決めたほうが勝つということなんですね。

全部シナリオが決まってるわけでも何でもない。

場合によっては、そういう試合もあるかもしれないけど、タイトルマッチとか公式戦に関しては、別にシナリオが全部決まってて、誰が勝つ・誰が負けるとか決まってて、、、とかそんなことはないんですよね。

会場全体の空気を読んで、会場全体を沸かせて、本当におもしろい勝負をした上で、体力的にも相手よりも上を行くと。

それで最後に3カウントを取る。

そこを制した選手が勝つんですよ。

それが上手な選手がトップレスラーとして君臨するわけですね。

だから、全ての要素が揃っていないとダメで、ただ体力があるとか強靭な肉体を持っているとか、技が強いとかだけではトップレスラーにはなれない。

まず対戦相手がいて、それを見る観客がいるわけですね。関わる全員を楽しませて、そういう意味で本気でぶつかり合って、最終的に場を制した者が勝者として称えられるわけですよ。

僕はプロレスっていうのはそういう世界だと思ってるんですけど、、、もっとちょっとうまく説明したかったですね。

まあ、そんな感じなんですよ。

呼吸の読み合い。
空気の読み合い。

っていうのがすごく重要になってくる。

これはコミュニケーションも同じことが言えますね。

コミュニケーションはリアルです。

そこに筋書きやシナリオとか結末が決まってるわけじゃない。

だけど、相手や空間との呼吸の読み合い。空気の作り方次第で、最高の結末を意図して作ることっていうのはできるわけですね。

それができる人が最高のコミュニケーターとなり、人から好かれるし、人から応援される人間になっていくことができるわけです。

ちょっと分かりにくかったかもしれないけど、とにかく呼吸・空気感。

この辺が今回の話のキーワードになると思います。

ということで、今日は以上。

ではまた。

『コミュニケーション上手はプロレス上手』